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2020年11月27日 SDGs Week Online の見学

昨年は郊外授業に行ったエコプロですが、コロナ禍の今年はSDGs Week Onlineとして完全オンラインで実施中です。
今年も、
1年生、2年生ともに期間中に参加してもらうことになっています。
1年生は本日就職模擬試験だったのでちょっと大変だとは思いますが…

本学科のプロジェクトテーマにもしている海洋プラスチック(海洋プラスチックごみ対策パビリオン)やセルロースナノファイバーに関する企画も多数出展されています。

開催期間は明日(11月28日)が最終日ですが。
登録すると12月25日までアーカイブが見れるとのことですので、SDGsに興味のある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか?



SDGsロゴ

 











 
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「web卒業展」第8弾 セルロースナノファイバー編
「web卒業展」サンゴに優しい日焼け止め



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n-53050518 at 18:46 | この記事のURL | |

2020年10月02日 好きです 大田区 〜我がまち再発見〜 開催中!

大田区では、2020年10月1日(木)〜12月16日(水)の期間、好きです 大田区 〜我がまち再発見開催中!

黒湯プロジェクトでお世話になっている湯セレクト様も参加企業です!

中止になった卒業展で展示予定だったものの一部を、
湯セレクト様店舗にて展示します。
販売できるものにはまだなっていませんが…

興味のある方は、ぜひ足湯を楽しみに下丸子を訪れてみられてはいかがでしょうか?


入浴剤1












黒湯スプレードライ作業










入浴剤作業中








入浴剤完成

















10.30 湯セレクト2












SDGsロゴ

 











 
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「Web卒業展」第三弾!



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n-53050518 at 16:41 | この記事のURL | |

2020年07月23日 Covid19(新型コロナウイルス)についての情報源

再び感染が広がりつつあるcovid19について、現状で信頼度が高いと考えられる情報源を集積しておきます。

 

【行政からの情報】

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について 

東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト


神奈川県、埼玉県、千葉県も対策サイトを立ち上げています。


消毒薬などについては下記に情報があります。

独立行政法人 製品評価技術基盤機構(ナイト)


【個人による情報集積】

時間があればEngl J Medやランセットを見たほうがよいのですが、そんな余裕もない人向けに情報集積されている方もかなり多いです。私が信頼度が高いと思うお二人のページを載せておきます。

忽那賢志先生のページ

山中伸弥先生のページ


【私たちにできること】

ちょっと脅し過ぎの感はありますが、私たちにできる対策については、こちらの動画がわかりやすいと思います。

新型コロナから身を守る方法


現在は急速に感染拡大していますが、接触感染をしっかりケアし、感染者との濃厚接触を避け、換気の悪い部屋を避ければ感染の確率を下げることができます。しかし、どれだけケアしていても感染を完全に防ぐことはできません。できるだけリスクの高い行動を避けるように心がけることが大事です。

Covid19について正しく知って正しく恐れましょう



covid19だけでなく、エマージングウイルスと呼ばれる新興感染症は数年おきに発生しています。
野生動物との接触機会の増加とヒトの移動スピードが格段に上がったことは大きなリスクをはらんでいます。これらのリスクについて考えることは、SDGsに配慮することでもあります。
みんなでこれからの世界を考えてみませんか?


SDGsロゴ

 












n-53050518 at 18:16 | この記事のURL | |

2020年03月17日 卒業式

本日、卒業証書授与式がカレッジごとに行われました。

2019卒業 セントラルプラザ













コロナウイルスの影響で、アリーナで予定されていた式は中止になり、テクノロジーカレッジは午後に学科ごとに卒業証書授与と諸連絡を1時間限定で行いました。
残念ながらほとんどの人が晴着をキャンセル。
今年は晴れの門出がこのようなことになってしまい、大変残念です。

セントラルプラザの中央には写真撮影スポットが作られ、友達と写真を撮る人が次々と訪れていました。

予定が大幅に変更になったので、W君はちょうど1時間遅刻して、教員室でテクノロジーカレッジの先生多数に祝福されて、担任の森宮先生から証書を受け取りました。

社会に出る人、大学に編入する人、道はそれぞれですが、全員が自分の置かれた場所で成長していけるよう、頑張ってほしいと思います。


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n-53050518 at 16:45 | この記事のURL | |

2020年03月16日 「web卒業展」第8弾 セルロースナノファイバー編

「web卒業展」最後のプロジェクトの紹介になりました。
このブログで何度か取り上げてきた「廃棄資源から作るセルロースナノファイバーとその有用性」です。

このプロジェクトは既に何度もご紹介していますが、脱プラ・減プラを達成するための「製紙プロジェクト」から発展し、ただの紙ではなく、高機能新素材であるCNFをつくってみよう!というところから始まっています。したがって、原料にパルプではなく古紙や未利用植物を使うのが通常のCNF作成とは大きく異なる点です。

パネル2









たったこれだけの違いですが、それが私たちを苦しめることになりました。

「透明な紙」はニンジンでも空心菜でも容易にできるのですが、これにはセルロース以外の多糖類が含まれ、どうしても粘っこい手触りになってしまいます。セルロースに富む維管束をメインにするために、茹でた空心菜を押しつぶしたり、アルカリで更に煮込んだり、次亜塩素酸ナトリウム溶液で処理したりと様々な方法を試しました。

空心菜1




















空心菜2











パルプ化









また、シュレッダーくずは膨潤に大変な手間がかかる上にミキサーにかけると繊維が断片化してしまいます。ここの問題解決は一旦あきらめて、再生古紙で作られたトイレットペーパーを膨潤してTEMPO処理してみましたが、なかなかうまくいきません。解繊できればミキサーにかけた溶液がチキソトロピー性を示し、トロッとした感じに粘度が上がるはずなのですが、いつまでたっても濁ってサラッとした液体のままでした。更に乾燥してみると塩が多量に含まれるために結晶の粒ができてしまい、ザラザラなシートになってしまいました。

結晶入り










未来プロジェクトの「先端素材セルロースナノファイバーとプラスチック代替」にご協力いただくことになった北越コーポレーションの込山博士から助言していただいて、なんとかゲル状の溶液ができました。

空心菜CNF1











これを乾燥してシートにすると、思いのほか高透明度のシートができました(込山博士も「思ったより透明にですね」と言われてました)が、乾燥の際にゆがみが出て、トレーからはがれて割れたり破けたりする部分ができてしまうことがわかりました。

CNF








CNF-スマホ














一方、空心菜はどうにも繊維が細くできず、紙?っぽいシートになってしまいました。

空心菜シート










トイレットペーパーから作ったCNFシートを加工してみようとしたのですが、引っ張りや折り曲げには強いCNFも裂く力には非常に弱く、ねじれたところに力を加えると容易に裂けてしまいます。また、曲げる際に力のかかり方に偏りが出ても、その場所から破壊されてしまいます。大きな板で全体を均一に折り曲げることはできますが、指で曲げようとすると指の部分だけに力がかかるので避けてしまいます。
せっかく作った大きなシートもどんどん小さくなってしまいました。

北越コーポレーションのCNF製品である「バルカナイズドファイバー」は100年以上昔からある素材ですが、紙の繊維の間をCNFが埋める構造をとっていることがわかっています。この固い素材は水に浸すことで柔らかく加工できるようになり、加工後に乾燥すると形状をキープできるようになります。
そこで、机上の消毒に使うエタノールスプレーを使い、シート全面を均一に濡らしました。すると容易に曲げることができるようになりました。こうしてバッグ、ストロー、折り鶴を作ることができました。


最終製品















ただし、シートのゆがみは乾燥と共に元に戻るため、折り曲げると乾くにつれて力がかかり、弱いところが破壊されるケースがありました(折り鶴のくちばしなど)。

現在のCNF開発はプラスチックとの複合材として、軽くて丈夫であるという特性を生かす方向で進められています。しかし現在の脱プラの流れから考えると、複合材の相手として生分解性プラスチックとの複合材で生かしていくことが長期的には必要になると思います。現在の生分解性プラスチックは種類や機能が限定されているので、これらの新規開発や、複合材にした時の分解のしかたの研究などが今後のポイントになってくるのではと思います。

また、CNFは要するに「紙」なので導電性が無いことから電子基板を作るためのシートとしての可能性が検討されています。本プロジェクトで作ったトイレットペーパーCNFに導電性インクで回路を描いてみたところ、見事にLEDを点灯することができました。

電子回路











本プロジェクトは引き続き呑川浄化空心菜プロジェクトと並行し、未利用資源だけでなく新たな循環システムを提案できるように進めていきたいと考えています。


SDGsロゴ

 











 
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