環境・バイオ科 ブログ 個別記事(化粧品・バイオ・環境 専門学校)

テクノロジーで社会を豊かにする。



環境と社会を守るバイオ技術者をめざす人の情報ブログ 環境・バイオ科blog

オープンキャンパス・体験入学

もし捏造(ねつぞう)じゃなかったら?

2006年02月23日 もし捏造(ねつぞう)じゃなかったら?

皆さん、こんにちは。
バイオニクス科(蒲田)の佐野です。
近頃は、2月とは思えないほど暖かいですね。
でもまた寒くなる予報・・・体調管理が大変だ〜

今回は、昨年話題になった「捏造事件」について、取り上げてみました。

覚えてますか?昨年末、世界中を騒がせる捏造(ねつぞう)事件がありましたね。
韓国・ソウル大学教授、黄禹鍚(ファン・ウソク)氏のES細胞(胚性幹細胞)について。
もしも、この話が本当の話だったら…

通常、細胞は皮膚や神経などといった具合に、どの組織になるのかが決まっています。

ES細胞とは、組織や臓器に成長する元になる細胞で、ある組織の細胞になれ!と指示を与えるとその細胞に変身できるのだそうです。

受精卵を例に考えてみると、そもそもES細胞は受精卵から採取されるそうなのですが、受精卵って最初は1個の細胞だけど分裂増殖を繰り返して、身体の様々な部分に成長しますよね。

こうしたことを医療に応用すると、様々な可能性が開けてきます。具体的には、皮膚を再生させたり、難病を解決する糸口が見出せたり…すごいですね。

 

このように、ES細胞には夢のような話が満載なのですが、やはり問題点もあるんですね。

他人のものは使えない…遺伝子情報が違うので拒絶反応を起こしてしまうのです。

 

この問題を解決するのが、黄教授が試みた方法だったわけです。

どういうことかというと、患者が自分の体細胞を第三者の卵子に移植して、自分のクローン胚を作る事で「自分用のES細胞」を作成することなのです。

この方法なら遺伝子情報が同じなので、拒絶反応なんか起こらない。

実現できていれば、まさに世界も驚くノーベル賞級の技術だったんですね。

 

n-53050518 at 17:55 | この記事のURL | |