□公害防止管理者New One Point講座１7□
2008年09月20日 □公害防止管理者New One Point講座１7□
こんにちは！
考えるより実践する金田です。
□公害防止管理者
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『汚水処理特論』（資格区分 水質関係）☆☆清澄ろ過に関する出題
清澄ろ過沈は、降･浮上分離で除去しえなかった微量の懸濁物質を除去します。
ろ材は、砂、アンスラサイト、ザクロ石（ガーネット）などが用いられます。
懸濁物質は、ろ材間の空隙に捕捉・抑留されますが、細くされる粒子の大きさはろ材空隙の大きさに比べてはるかに小さい。
除去の機構は、機械的な篩い分け作用のほかに凝集作用が大きいと考えられます。
凝集作用のないコロイド粒子は、ほとんど除去できません。
ろ過を継続しているとろ過抵抗が上昇してくるので、ろ過を中断してろ材を洗浄します。
ろ材の性質、ろ過抵抗、ろ材の洗浄、多層ろ過、上向流ろ過、マイクロフロック法、薬注ろ過法などが重要です。
出題例（テキスト�僑魁ィ押ィ機�
問6 清澄ろ過に関する記述として，誤っているものはどれか。
（1）ろ材空隙より小さい粒子は，凝集性があっても捕捉されない。
（2）ろ過時間の経過とともに，ろ過抵抗は増加する。
（3）多層ろ過では，比重の小さく粒径の大きいアンスラサイト等を上層のろ材とする。
（4）急速撹拝槽を出た直後の小さなフロックを直接ろ過する方式を，マイクロフロック法という。
（5）工場内の水循環再使用システムで，SS除去方法として採用されている。
問4 清澄ろ過に関する記述として，正しいものはどれか。
（1）コロイド粒子も除去できる。
（2）高濃度の懸濁物質の除去に用いられる。
（3）ろ材粒子の均等係数は，大きいほうがよい。
（4）ろ材層の厚さは，一般に500〜700mmのものが多い。
（5）ろ過抵抗は，ろ材の粒径の2乗に比例する。
上高地
梓川の清流
（１）懸濁物質の密度が水より大きくても気泡の接着により浮上分離できます。
（２）加圧下で水に空気を溶解し、常圧に戻したときに微細な気泡が発生します。
（３）微細な油的には、ストークスの式が適用できます。
（４）PPIとはpararell plate intercepterの頭文字で、平行板分離器という意味で、沈降分離装置の傾斜板と同じ作用を応用したものです。
（５）加圧浮上法は、分離速度が速く、滞留時間が短いという特徴があります。
浮上分離に関する問題は毎年１題出題されています。
９月１９日の出題例 問４の解答は、（４）です (^^♪
（１）比重の小さい物質の分離に適用することが多く、含油、紙パルプ、繊維工業などの排水適用されます。
（２）生成したフロックが破壊されないような位置で添加されます。
（３）空気溶解槽のケージ圧は、200〜500kPaです。
（４）空気の溶解度は高温になるほど低下するので、高温の水を添加しないほうがよい。
（５）浮上分離の速度は速いので、滞留時間は15〜30分でよい。
凝集沈殿法との比較で出題されることも多いので、凝集分離と浮上分離の利点･欠点を対比して覚えるとよい。
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