環境計量士(濃度関係)受験講座60
2009年02月26日 環境計量士(濃度関係)受験講座60
考えるより実践する金田です!
第59回計量士国家試験(第35回環境計量士)
傾向と対策33
試験日まで後3日
≪ダイオキシン類・揮発性有機化合物≫
出題例
問16 排ガス中のダイオキシン類の測定に関する次の記述のうち,日本工業規格(JIS K 0311)に適合しないものを一つ選べ。
1 検量線の作成には,各検量線作成用標準液を1濃度に対して最低3回GC/MSに注入し,全濃度領域で合計15点以上のデータを得る。
2 試料測定時の検出下限及び定量下限は,試料ガスの採取量の影響を受けないので,一連の測定において一度求めておく。
3 操作ブランク試験は,測定用試料の調製またはGC/MSへの導入操作などに起因する汚染を確認し,測定に支障の無い測定環境を設定するために行うものである。
4 装置の検出下限及び定量下限は,使用するGC/MS及び測定条件を変更した場合等には必ず確認する。
5 トラベルブランク試験は,試料ガス採取準備時から試料測定時までの汚染の有無を確認するためのものである。
問17 土壌中の揮発性有機化合物を測定するための前処理に関する次の記述のうち,土壌の汚染に係る環境基準(平成3年環境庁告示第46号)の付表による前処理操作に適合しないものを選べ。
1 採取した土壌は,密封できるガラス製容器又は測定の対象とする物質が吸着しない容器に,空げきが残らないように収める。
2 試験を直ちに行えない場合には,4℃以下の冷暗所に保存し,できるだけ速やかに試験を行う。
3 採取した土壌からおおむね粒径5mmを超える中小礫,木片等を除く。
4 試料液の調製は,あらかじめかくはん子を入れたねじ口付三角フラスコに試料と溶媒とを重量体積比10%の割合となるようにとり,速やかに密栓する。
5 溶出は,調製した試料液を常温・常圧に保ち,マグネチックスターラーで1時間連続してかくはんする。
解答
問16 ≪2≫
2 誤り 検出下限と定量下限は、試料採取量に応じて変化するため、試料ごとに求める必要があります。
問17 ≪5≫
5 誤り 溶出は、常温・常圧で、4時間の連続攪拌を行います。
金田彰二
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