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ワンポイント講座2011水質関係公害防止管理者05

2011年07月29日 ワンポイント講座2011水質関係公害防止管理者05

こんにちは!
考えるより実践する金田です。

この講座の目的のひとつは,水質関係公害防止管理者試験を受験する人をサポートするためです。

公害防止管理者国家試験
受験申込期間 7月1日〜29日(金)
国家試験の日 10月2日(日)

 オゾンは,地上20km付近に極大値をもって成層圏に分布し,オゾン層を形成しています。

公害総論04
地球環境に関する問題は,毎年出題されています。
1.
オゾン層の形成と破壊
(1)地上10〜16kmから約50kmを成層圏といい,オゾンの約90%が存在してオゾン層が形成されています。
(2)オゾンは,紫外線(光エネルギー)と酸素分子の解離作用によって生成した酸素原子と酸素分子が反応して生成します。
(3)オゾンは,フロン類に含まれる塩素や臭素などの触媒作用で分解され,オゾン量の減少が観測されています。南極上空では,毎年9〜10月頃に最も大きいオゾンホール(オゾン濃度の急激な減少)が見られます。
(4)成層圏のオゾン濃度が減少すると,紫外線(UV-B (波長 280–315 nm))の地上への到達量が増加し,人の健康や植物の成長への影響が懸念されています。

2.オゾン層の保護
(1)特定フロン クロロフルオロカーボン(CFC)などの大気中濃度は減少しています。
(2)代替フロン ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)などの大気中濃度は増加しています。
(3)ウィーン条約 オゾン層保護のための国際的な対策の枠組みを定めた条約です。
(4)モントリオール議定書 特定フロンの全廃や代替フロンの廃止のスケジュールを定めたものです。
(5)オゾン層保護法 ウィーン条約,モントリオール議定書を日本国内で実施するための法律です。これらに基づき家電リサイクル法,フロン・回収破壊法,自動車リサイクル法などでフロン類の回収が義務付けられています。

例題04 オゾン層の破壊に関する記述として,誤まっているものはどれか。
(1)成層圏には,オゾンの約90%が存在し,オゾン層を形成している。
(2)エアコンや冷蔵庫で使用されたフロン類は,長い時間をかけて成層圏に達する。
(3)オゾンは,紫外線(光エネルギー)と酸素分子の解離作用によって生成した酸素原子と酸素分子が反応して分解される。
(4)フロン類の大気中濃度は,特定フロン類は減少傾向にあるが,代替フロン類は増加している。
(5)オゾン層の破壊によって,地上へ到達する紫外線量の増加が懸念されている。

日本工学院専門学校の学生・卒業生およびその他の皆さんは,例題の答えを
『例題01の答えは(2)』
などのように書いて,次のアドレスに,24時間以内に送信してください。
kanadaあっとマークneec.エーシー.jp
(あっとマークは@ エーシーはacです)
解答と解説を返信します。
金田彰二(^_^)v


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