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ワンポイント講座2011水質関係公害防止管理者09

2011年08月02日 ワンポイント講座2011水質関係公害防止管理者09

こんにちは!
考えるより実践する金田です。

平成23年度公害防止管理者国家試験
受験申込期間は終了しました。
試験の日 10月2日(日)

公害総論08
化学物質汚染に関する問題は,ほぼ毎年出題されています。
1.化学物質の調査
 初期環境調査,詳細環境調査,モニタリング調査
2.化学物質排出移動量届出制度(PRTR)
 化学物質による環境影響が現れる前から,化学物質を管理・評価するための制度です。
3.ダイオキシン類
 ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDDs),ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs),コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)でそれぞれに異性体があり,毒性も異なります。これらの物質群の総称をダイオキシン類といいます。
 大気,水質(公共用水域,地下水),水底の底質,土壌に関して環境基準が設定されています。
 ・耐容1日摂取量(TDI) 人が一生涯にわたり摂取しても,健康に影響が現れないと判断される,人体重1kg当たり1日当たりの摂取量です。
 ・毒性等価換算係数(TEF) 2,3,7,8-TCDDの毒性を1として,他の物質の毒性の強さを相対的に表したものです。
 ・等価換算毒性量(TEQ) それぞれのダイオキシン類の濃度にTEFを掛けた値の合計をいいます。
4.内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)
 正常なホルモン作用を攪乱したり生殖機能に影響を与えます。

例題08 ダイオキシン類に関する記述として,誤っているものはどれか。
(1)
ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDDs),ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs),コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)の3種類がある。
(2)それぞれに多数の異性体があるが,毒性はすべて同じである。
(3)
大気,水質(公共用水域・地下水),水底の底質,土壌に関して環境基準が定められている。
(4)ダイオキシン類の主要な発生源には,廃棄物焼却施設がある。
(5)人の耐容一日摂取量
(TDI)は,4pg-TEQ/kg・日である。

日本工学院専門学校の学生・卒業生およびその他の皆さんは,例題の答えを
『例題01の答えは(2)』
などのように書いて,次のアドレスに,24時間以内に送信してください。
kanadaあっとマークneec.エーシー.jp
(あっとマークは@ エーシーはacです)
解答と解説を返信します。
金田彰二(^_^)v

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