汎用人型ロボット「まほろ」
2019年07月05日 汎用人型ロボット「まほろ」
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。産総研発のベンチャー企業が生産しているヒューマノイド型ロボットです。人間が行うバイオ系の実験操作をほぼトレースでき、正確性や繰り返し作業性では圧倒的な優位性があります。また、無菌室内作業や感染性微生物取扱のような危険な作業も任せられます。
今日まで行われていた医薬品・化粧品関係の展示会で動画の展示がありました。他にも類似のロボットを展示している会社がありました。実験ロボットが市場として認識されつつあると考えていいと思います。
もともとこの業界はGMP、GLPに対応するためにできるだけ人を介さないで情報を記録し、ヒューマンエラーを回避するという方向性がありました。その流れの一端と考えると、作業精度を高めていくのはAI-ロボティクスのもっとも得意とするところですので、今後は実験操作自体は少しずつ人間が行う仕事ではなくなっていくものと思われます。
環境・バイオ科ではAI時代に対応するためにT型人材を育成できるカリキュラムに変えて来ていますが、もっと推進していく必要性を感じる出来事でした。
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