第19回 高校生ものづくりコンテスト 化学分析部門 関東大会(東京大会)
2019年08月22日 第19回 高校生ものづくりコンテスト 化学分析部門 関東大会(東京大会)
8月21日に、第19回 高校生ものづくりコンテスト 化学分析部門 関東大会(東京大会)が本学科の実験室で開催されました。毎年、工業系の高校生が工業技術・技能を競うコンテストで、全国大会は11月に開催されています。今回の大会は関東地区の大会で、全国大会の地区予選を兼ねています。今年の化学分析部門の課題は水の硬度の滴定です。
各都県を勝ち上がった10名の選手は、おそらく相当に緊張しているにもかかわらず、普段とはまったく勝手の違う実験室で、実験台をきれいに拭くところからてきぱきと実験をこなし、器具をきれいに洗って返却したうえで結果をレポートにまとめるまでをたった2時間半で行います。
今回の課題はキレート滴定による硬度測定でしたので、滴定操作前に器具の金属イオンを除去することが重要です。どの選手も素晴らしいスピードと正確さで使用する器具を洗浄しており、それだけでもレベルの高さがわかりました。とはいえ、さすがに終了時間には間に合わず、洗い物を少し残してしまう選手も何人かいました。制限時間を考えると、どう考えてもギリギリの設定なので、わずかなミスや段取りのタイムロスが命取りになると思います。2時間半もの間、高いテンションと注意力を維持し、細かな配慮をし続けるのは相当に大変な事です。選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。競技会なので順位は付きますが本当にわずかな差だったと思います(トラップも用意されていましたし)。
この大会で1位になった選手が大阪で開催される全国大会に出場します。私も気になった点はお伝えしました。全国大会ではぜひがんばってください。
環境・バイオ科
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