環境・バイオ科での脱プラスチックの試み
2019年08月27日 環境・バイオ科での脱プラスチックの試み
夏の学生作品展が今週末までギャラリー鴻で行われています。環境・バイオ科の展示物の1つは廃棄物を材料にした紙です。
昨年はプラスチック問題が話題として急速に取り上げられるようになった年でした。紙製ストローや紙製カトラリーが注目を浴びました。製紙プロジェクトはそのような背景(+本人がどうしても紙を漉いてみたかった)から、ちょうど1年ほど前に始まっています。
最初はシュレッダーゴミを材料に再生紙を作ることと、いろいろな雑草をむしってきて繊維をとることから始めています。雑草の種類によっては繊維を取り出すことが難しく、どうみても「馬糞」にしか見えないものや、細い繊維が少量だけ取れて薄いきれいな紙が作れるものまでいろいろでした。毎回メンバーは悪戦苦闘していましたね。最終的に、公園の落ち葉(ほぼ欅)をシュレッダーゴミに混ぜて紙を作り、落ち葉8割までなら紙にできることを確認し、卒業展で展示しました。
実はその時につい片づけをサボってしまい、繊維を取った後の上澄み液をそのままにして帰ってしまったところ、バットの中に薄い半透明の膜状のものができていました。その時は作業の邪魔だったので、すぐに捨てられてしまったわけですが、実はプラスチック代替素材として有望視されているセルロースナノファイバー(CNF)フィルムを意図せずに作っていたわけですね。
今年はこれを何とか進展できないかと考えていますが、どうでしょう?
繰り返しますがギャラリーでの紙の展示は今週末までです。見てみたい方は是非いらしてください。
https://www.neec.ac.jp/event/summer_exhibition/
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環境・バイオ科
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