サンゴは白化… CNFはちょっと前進!
2020年01月30日 サンゴは白化… CNFはちょっと前進!
日本工学院 Save the Ocean Project
ユビミドリイシの状態が今一つ(のように見えた)のままだったのですが、藻がけっこう生えてきて悪さをしているようだったので、先週、シッタカ(貝)を入れました。
が、これが大失敗!
月曜日には藻はなくなっていたのですが…
藻はシッタカの糞に変わり、極端な水質変化(硝酸塩濃度、亜硝酸塩濃度の上昇)を招いており…
あれほど綺麗なブルーだったスギノキミドリイシ?がみごとに真っ白に…
ユビミドリイシも少しずつ紫っぽく回復してきたように見えていたのが、やはり真っ白に!
3日連続で半分の水替えをして、ようやく元の水質レベルに近いところまで下がりました。
下の画像はシッタカを入れる直前のものです。うーん…
ガラス面や台に藻がだいぶ生えてますが、この時点ではサンゴ自体は綺麗だったんですよね。
一方で、前回お伝えしたCNFは少量を乾燥し、フィルム状にすることができました。
ゲルの時は完全に透明にはならなかったですが、フィルムにすると結構透けて見えます。
次のステップとして、空心菜を材料にCNFを作っています。
空心菜は「呑川浄化プロジェクト」の中で、水耕によりリンと窒素を回収する試みで使った植物です。
当時は育った空心菜の処理(利用)方法が課題の一つでしたが、CNFが作れると解決方法のひとつになりえます。空心菜のセルロースを利用し、ほかの部分の窒素やリンは肥料にすることで循環することができます。
繊維を取り出す方法は、昨年の「製紙プロジェクト」の手法を使いました。
アルカリで煮込んで、
水洗してから
漂白剤で繊維以外を除けるように処理、
あとは水に晒して「パルプ」状に!
このまま紙が漉けそうな繊維になりました。
あとはトイレットペーパーと同様にTEMPO酸化して解繊すればゲルができるはず!
結果は次回の更新あたりでお知らせします。
今年の蒲田校卒業展は2月28日〜3月1日まで、片柳アリーナにて開催されます。
これらのプロジェクトも展示します。
ぜひご来場ください。
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