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「web卒業展」第四弾です!

2020年03月06日 「web卒業展」第四弾です!

「web卒業展」第四弾は「ボイセンベリーを使った商品の開発」です。

ボイセンベリー画像










ボイセンベリーというのは米国で発見されたキイチゴで、ラズベリーとブラックベリーの交雑種と考えられています。
ニュージーランドでたくさん栽培されていますが、日本でも特産物に育てようとしている地域が複数あります。株式会社シーエスラボの工場がある館林市もその一つです

「潤美リップ」はリコチャレイベントリコチャレイベントのお願いをした際に、このボイセンベリーでコラボできませんかね?という話が持ち上がり、いろいろ検討してきたものの一つです。

ボイセンベリーパネル1
















ボイセンベリー産学連携

















BBリップ2a縮小



















ということで、卒業展に向けたプロジェクト進行状況!でちょこっと紹介したリップバームのプロジェクトが立ち上がったわけです。

ボイセンベリーにはエラグ酸が多量に含まれ、黒く見えるほどアントシアニンが豊富。
抗酸化活性が非常に高いことが知られています。
このボイセンベリーエキスをどう使うか、を考え、群馬県のからっ風に負けないリップバームを作りました。

ボイセンベリーパネル2
















せっかくベリー系なので食べられる成分を使い、香りもできるだけおいしそうなベリーの香りにこだわってみました(これが苦労の原因でしたが)。

シーエスラボの皆様と打ち合わせを繰り返し、試作結果と改善策を話し合い、必要な場合には界面活性剤や香料のサンプルもいただいて、さらに試作を繰り返しました。

リップ化粧品はワックスのような固体油脂の構造物の隙間を液体油脂が埋めることで独特の滑りと触感を生み出します。ところがボイセンベリーエキスやこだわった香料は水を多く含んでいます。配合量が限界を超えてしまうと割れや凹みを生じてしまいます。

リップバーム ひび割れ













使うワックス、油、界面活性剤を変更したり、エキスや香料の量を微調整するなどして、香りや触感を理想に近いままにして割れを起こさないことになんとか成功しました。

ボイセンベリーエキスではほとんど着色しないので、リップ用のマイカを使って着色しました。
最終的に「おいしそう」なブーゲンビレアカラーを採用しました。

色の試作







パッケージデザインはシーエスラボ様が販売されている
「館林産ボイセンベリー濃い化粧水」
のデザインを使わせていただき、シリーズのような感じを出しています。

BBリッフ縮小










卒業展にはシーエスラボの皆様も見に来られる予定でしたが、残念ながら中止になってしまいました。
これらの画像を送ったところ、クォリティについてはご好評をいただけたようです。

ボイセンベリープロジェクトは潤美リップ以外にも進行中です!
他のものも近いうちにご紹介できたらと考えています。
請うご期待!!


SDGsロゴ

 











 
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